東海道かわさき宿交流館のblog

 4月18日(水)、講談de交流がありました。
15時ぐらいまでは雨が降っていたので、足元が悪い中でしたがたくさんのお客様に来ていただきました。ありがとうございました。

今回は前座の田辺凌天(りょうてん)さんと二ツ目の田辺一乃(かずの)さんにお越し頂きました。

まずは、凌天さんから「村越茂助ー誉れの使者ー」。徳川家康とその家臣である村越茂助のお話。茂助は腕っ節は強くユーモアがあり、あの秀吉も一目置いている人物。しかし読み書きができないために他の家臣から馬鹿にされ……。
雰囲気がとても穏やかな方でしたが、いざ本番になると声の調子が変わりますね。
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続いては、一乃さんの登場。本題に入る前に、少しまくらがありました。
一乃さんは川崎市生まれの方なんだそうで。やっぱり地元からこういった方が出てくれると嬉しいもので会場内から拍手が。
またお師匠さんは ひげの先生こと田辺一鶴氏のお弟子さんだったようで、これまた会場内が「おぉー」という歓声が。
「イリオモテヤマネコは120匹ぐらいいるけれど、講談師は今80名ぐらいだから講談師のほうが絶滅危惧種。そんな2人の絶滅危惧種に遭えたなんてすごい」と笑いを取る。これでもう、つかみはOK。


お話は「巴御前」。観客に女性が多かったこともあり(後で聞いたら、普段こんなに女性が来てくれることはないとのこと)、演目は女性が主人公のものでした。
巴御前は木曽義仲の幼馴染で、日本では数少ない女性武将の1人。91才で亡くなるまでの彼女の一生のお話でした。
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中入りを入れて、再び一乃さんの登場。


演目は「赤穂の早打ち」。


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赤穂浪士のお話です。話の中に東海道の宿場町を順番に並べてしゃべるところがあったのですが、それが面白かった! 地口を交えながら立て板に水のごとく喋り倒す姿に観客笑いと大拍手。
これはちゃんと台本(?)があれば見せて欲しいな…と思ってしまいました(笑)

そういえば講談って、先代の人たちのテープなどを聞きまくったり、師匠に稽古をつけてもらい教えられた通り忠実にしゃべるのか…?と思ったので、凌天さんに「講談って初めから自分で作るんですか?それとも代々伝わっているネタがあるんですか?」と聞いてみたら、「田辺流だと、台本みたいなものを渡されて。それを読んで、そこから少しずつネタを付け足したりして。その後師匠に聞いてもらい、直してもらうことが多いですね」とのこと。とっても嬉しそうに話すので「ああ、本当に講談が大好きなんだな」と感じました。
にしても、初めて知りました。そういったところも、ちょっと落語と違うんですね。


ちなみに、一乃さんは来年の4月に真打になるとのことです。
これからも楽しませていただきたいですね。



最後は恒例のサイン入り色紙ジャンケン。勝った方にプレゼントしました。


終わったころには、雨も振り飽きたのか、いい天気に。



次回は、7月18日(水)14時からです。
お楽しみに。

21日は春分の日。
なのに、11時頃から雪が降って来てしまいましたね。前日の天気予報も雪が降るとは言ってましたが、思っていたより降ってきてしまい…。(雪の写真撮っておけばよかった)


そんな日に今日は前座・二ツ目お昼の落語がありました。
足元が悪い中、いらっしゃったお客様ありがとうございました。



まずは二ツ目の柳家花ん謝さんから。

「笑いは健康にいい。特に声に出して笑う方がいいんです」とお客さんを煽る煽る。

3つほど小話を披露し、ここでもお客さんを笑わせます。

本題の落語は『真田小僧』。
こまっちゃくれた金坊は今日もおとっつぁんを使って小遣いをせびっているお話。

話のテンポがよく、お客を引き付ける力があるかなと感じました。
(ちょっと、広川太一郎の喋りに似てると思ったのは筆者だけか?)

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続いては、前座の橘家かな文さん。
お師匠さんは、橘家文蔵師匠。
普通の講座は前座さんからですが、かな文さんが来月二ツ目に昇進するとのことで、あえて だそうです。

『普段の袴』を披露。
前半の身分の高そうな侍と、後半の八五郎のギャップ。
特に煙草を吸うシーンが見せ所かなと感じました。
あと、侍の時の声が貫禄があっていいと思いました。

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休憩をはさみ、花ん謝さんの登場。


話は『竹の水仙』。

名人と呼ばれた大工の左甚五郎を主人公とした、しみじみとした人情噺でした。
竹から作った水仙なのに、本物のような花の香りがするなんて。それほど当時から、左甚五郎の腕が凄かったかわかるお話だと思います。
左甚五郎の落語だと、他に『ねずみ』がありますね。

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最後に恒例の色紙プレゼントコーナー。
かな文さんが二ツ目になりますが、花ん謝さんも今度真打が決まっているとのことですので、かなりレアな色紙。

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ジャンケンで争奪戦の風景。




次回は5月16日(水)午後2時からです。
お楽しみに。

今日は、2017年度最後の街道講演会でした。
今回の講師は、草津市立草津宿街道交流館&史跡草津宿本陣からお越しくださった八杉淳さんです。

以前、2014年11月24日(月)にも来ていただきまして、ご好評につき2回目です。


八杉先生は、江戸時代の街道や宿場、江戸時代の旅の様子などをテーマに研究してる方です。

今回は、「東海道と本陣」というテーマで、主に街道における本陣の構造・役割・利用形態などについてお話してくださいました。


本陣の経営は民営だけれど、原則として建物を大名に貸すというスタイルなんだとか。

半年もしくは1年前もから予約をし、だいたい数日前に打合せをして準備をするとのこと。その打合せでは、部屋割り・宿泊料などを話し合ったようです。
また、泊まるときは本陣の者は、その大名の部下となるので羽織も使いの者から渡されて、宿入口までお出迎えをしていたとのことです。
思わず、「へぇ」となる筆者。


今までの誤解として、
本陣で料理や布団を用意するという、今の旅館のような感じという説が強かったのですが、そうではないようで、すべて宿泊衆が準備をするとおっしゃっていました。
お皿や布団、風呂桶も持って行くなんて(ただし大名個人のもののみで、家臣はなし)、当時はトラックがあったわけじゃないから、思っている以上にとっても大変な移動だったと思います。


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先生は柔らかな関西弁で、「実際に見てきたわけではないですよ」と笑わせながらも、分かりやすく解説されており、参加者は時折り相槌をしながら聞いていました。


現在、東海道で残っている宿場は、旧草津宿本陣と旧二川宿本陣なんだとか。
そのほか中山道や甲州街道などにも数か所残っているようです。

大切な日本の文化遺産でもあるので、残っていてほしいですね。




次回は、5月19日(土)午後2時から行います。
内容・講師はまだ決まっておりません。
お楽しみに。

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