東海道かわさき宿交流館のblog

 最近は雨も降らずお天気がいいので、街道歩きなどにぴったりですね。


 今日は、街道講演会がありました。
 講師は、古街道研究家の宮田太郎さん。NHKラジオ第一放送『ラジオ深夜便』の中の番組「いにしえの道を訪ねて」のレギュラーをしている方です。
 今回のテーマは「縄文ロード」。縄文時代の関東平野を視野にお話して下さいました。


 日本の中で一番大きい平野は関東平野なんだそうで。
 その中の諏訪・車山・八ヶ岳のゾーンと、多摩丘陵や武蔵野台地のゾーンに分かれた文化圏それぞれから、土器や黒曜石・ヒスイなどが発掘されたんだとか。実際に、先生が取った大きな黒曜石を手にとって見させて頂きました。手に持つとズッシリと重い。太陽にかざすと透明に透けて見えるんだそうです(これが本物の黒曜石で偽物は透けないとのこと)。


 今でも綺麗に土器などが出てくるところは、当時から災害などがなく安全地帯だったといいます。だから、古代の人はそこに住んでいたんですね。人が住んでいれば、生活していた形跡があり、道もあるということで…。
 そして、交流が道路を通じて広がっていったということなんですね。



 ラジオで番組を持っているだけあって聞きやすく、時折お客さんを笑わせたりと穏やかな講演会でした。




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 次回の街道講演会は、来年3月16日(土)14時から。
品川区立品川歴史館専門委員の柘植信行さんの講演会になります。詳しくはまたあとでお伝えします。お楽しみに。

10月20日(土)に江戸時代の粋に遊ぶシリーズがありました。今回は「水芸」でした。
去年も交流館で行いましたので2回目になります。


水芸を行うため、奇術協会のスタッフさんが朝早くから荷物を運び……。
せり出し舞台を作り……。照明、音響などのチェック。
また、天井や床が濡れてしまいますので、ていねいにビニールシートなどを張ったり敷いたりし、みんな汗をかきながら準備をしていました。


第一部は、和妻(日本マジック)と洋妻(西洋マジック)の違いについてをコンセプトに披露してくれました。

江戸時代初期からマジックはあったんですね。この頃は「手妻(てづま)」と呼ばれていました。語源は、手を稲妻の様に素早く動かすからなんだそう。

明治時代に入ると西洋のマジックが入り、そこで日本のマジックは「和妻」、西洋のマジックは「洋妻」と分けられたとのこと。



今回、葉月美香さん、和田奈月さん、KYOKOさん、花島皆子さんが披露して下さったものは……。

日本マジックは「連理の曲」、「夫婦引き出し」、「柱抜き」、「袖玉子」、「南京玉すだれ」。和紙、刀、紐、玉子などを使ってました。繊細で情緒豊かな雰囲気で、所作も綺麗です。

西洋マジックはテレビでよく見る「鳩、ロープ、カード、リングを使ったマジック」。大胆で華麗な演出は見ごたえ充分。


特にこの日に見せてもらった「柱抜き」は松旭斎天一(てんいち)という日本近代奇術の祖と言われた方の得意技です。
その天一の弟子に松旭斎天勝(てんかつ)という女性がおり、特に「水芸」が得意だったといいます。





休憩をはさみ第二部。
まずナッツ淳さんによる金魚を使ったマジック。何も入っていない紙袋の中に小さな竿を入れるとなぜか本物の金魚が釣れるという。道化な感じの雰囲気もまた見ていて楽しい。


そしていよいよ葉月美香さん、和田奈月さん、KYOKOさんによる水芸。

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和妻は動きも大切なので日本舞踊をされているとのことです。なので所作や手の動きなどが綺麗でした。


なかなか見られない芸なので、みなさんとても喜んでいただけました。ありがとうございました。





次回は、12月8日(土)14時から「端唄(はうた)」を行います。
お楽しみに。

9月も半ば。ようやくあの暑さから逃れた気がしますね。
いい天気だったので、今日のお昼の落語は満員御礼。




まずは桃月庵(とうげつあん)ひしもちさん。
桃月庵白酒さんのお弟子さんです。

噺は『転失気』でした。てんしき。「てんしき」 とはなんなのか……。

話を聞いていたらわかるのですが、ようするに「おなら」のことで。
転失気を知らない和尚のとんちんかんなやりとりが面白い。
落語によくあるしったか噺ですね。



続いては、柳家わさびさん。笑点の若手大喜利などに出ている方でかなりの人気でした…!
今勢いのある二つ目ですね。
まず、まくらがおもしろかったです。泥棒の話がいくつか出てきたので、なんの話をしてくれるのかとワクワクしました。
噺は『釜泥』。石川五右衛門と言ったらこの落語でしょうか。
五右衛門の供養として釜を盗もうと盗人2人組が、町中の釜をすべて盗もうとたくらんでいる。そんな噂を聞いた豆腐屋の老夫婦が商売道具の釜を盗まれないようおじいさんが釜の中へ入り寝ずの番をする。が、酒を飲んで寝てしまい………。



泥棒が釜を盗んで歩いているところ。
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休憩の前に今回はプレゼントコーナーを先にしていました。
色紙ジャンケンしているところ。2人の色紙は、誰の手に渡ったのかな。

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休憩のあとは再びわさびさん。
『紺屋高尾』という高尾太夫という遊女が出てくるお話。なので、噺の世界は江戸時代ですね。
調べてみたら、大正末期に浪曲師が吹き込んだレコードがバカ売れして一気にメジャーになり、その後は三遊亭圓生や立川談志らが演じていたといいます。

気の弱そうな声からガラリと変わったりするのが上手いと感じました。




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終わっても拍手が終わらず、改めて勢いのある方なのだなと思いました。




次回のお昼の落語は、12月19日(水)14時からです。
お楽しみに。

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