東海道かわさき宿交流館のblog

5月17日(水)午後2時から、前座・二ツ目「お昼の落語」がありました。

年度初めということで、
今回は特別に真打の初音家左橋さんと、前座の柳家小多けさんにお越し頂きました。

このように、始まる前から大盛況。
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まず初めに、小多けさんの「出来心」。
泥棒の噺です。ただの泥棒ではなく、ドジでマヌケな駆け出しの泥棒。

親方に素質がないから廃業した方がいいなんて言われ放題。
ダメというか、悪いことが出来ない質なのか。
こういう失敗談で笑わせるというのが落語には多いですね。
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左橋さんには「短命」と、休憩をはさんで「井戸の茶碗」を披露してくださいました。

まず「短命」。
美人と結婚するとろくなことがないという、まぁ……ちょっと艶っぽい噺。
なのですが、八っつぁんが物知りのご隠居の所へ行っていろいろ尋ねるのはいいものの、色ごとは無知すぎて、ある意味聞くに耐えかねないというかなんというか(笑)
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最後は「井戸の茶碗」。お召し替えをして登場。
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古典落語の代表作。
古道具屋の主人はちょっと変わっており、骨董品を売れば自分は儲かるけれど他人に損をさせるのが嫌だと言って、本当の紙くずしか扱わないという。

筆者は初めて聞きました。
人情噺ですが、サゲがいいですね、思わずニヤリとしてしまいました。














次回の前座・二ツ目「お昼の落語」の日程は、
9月20日(水)午後2時から。
出演者の前座・二ツ目はまだ決まってません。
情報はもうしばらくお待ちください。
(次回からは真打は出ません)


よろしくお願い致します。

4月も半ば、今日はとても暖かったですね。
天気がいいと、いろいろと助かります。



さて、4月15日(土)は江戸時代の粋に遊ぶのイベントがありました。

今回は「曲師」。
沢村豊子師匠を筆頭に、弟子の沢村美舟さん、浪曲師の玉川奈々福さんにもお越しいただきました。

(ちょうど2年前に、同じ江戸時代の粋に遊ぶシリーズで、「浪曲師」のイベントがありました。
その時は、奈々福さん(浪曲)をメインとして、豊子師匠が演奏をしてくださいました。)




曲師(きょくし)とは、浪曲の三味線奏者のこと。
浪曲師は正面を向いてますが、曲師は浪曲師の方向を向いて、演者の呼吸を計って三味線を弾きます。
「ハッ、ヨッ!」などと、合いの手を入れるのです。
実はこれ、打合せしてるわけではなく、全部アドリブでやるのです。

豊子師匠と奈々福さんは、15年も一緒に活動してきているそうで、息もぴったり。
美舟さんは、1年前にデビューしたばかりとのこと。






まず初めに、奈々福さんと美舟さんによる、浪曲のうなり節の説明をしてくださいました。

アイノコ節・関東節・国友節………いろいろあるんですね。
奈々福さんの話し方が軽快で、とても楽しかったです。

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続いては、豊子師匠と美舟さんのインタビュー。
豊子師匠、元気ですね…(笑) そのまま止めなければずっと喋っていそうでした(笑)

お二人には、曲師の出会いから、師匠のことと弟子のことについてなどお話してくださいました。

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最後に、奈々福さんによる『左甚五郎 掛川の宿』を。
実は豊子師匠、数か月前に右手を骨折してしまい(今は完治とのこと)。
しかし、バチの振り方も音色も、絶妙で素敵でした。

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浪曲の「うなり」もいいですが、「掛け声」も魅力の一つだと思います。
「たっっっぷり(「っ」が3つあるのがポイント)」「日本一」「待ってました!」などなど声がかかると、一段と華やかになりますね。聞いてる方も、気分があがってきます。


会場も「笑い声」と「掛け声」でいっぱいでした。








次回は、6月17日(土)14時から「清元」を行います。
細かい内容はまた後日、チラシやHPでお知らせします。

よろしくお願い致します。





 

2月18日(土)に、江戸時代の粋に遊ぶがありました。
24回目は、「雅楽」。

雅楽は、……簡単に言えば日本古来から伝わる音楽で、オーケストラのような感じですね。(図のような感じ)
 雅楽道友会プロフィール用





















このような感じで行えればいいのですが、今回は雅楽の「吹き物」と呼ばれる
笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)

そして、「弾き物」と呼ばれる
筝(そう)

を持ってきていただきました。

※雅楽の楽器はこのほかに「打ち物」と呼ばれる
太鼓(たいこ)・鞨鼓(かっこ)・鉦鼓(しょうこ)があります。



どのような感じに舞台設置がなされるのかな?と思ったらこんな感じ。
左から、笙・篳篥・筝です。

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管方(演者)の装束も素敵ですね。
左に飾ってあるのは、実際に雅楽で舞う時の面と衣装で、「蘭陵王」を舞う時の装束です。
ちなみに今回は、舞はありませんでした。ザンネン。





雅楽の歴史や、楽器の説明、そして演奏をしていただきました。
 
曲目は
・東遊(あずまあそび) 一歌(いちうた)・二歌(にうた)
・太食調入調(たいしきちょうにゅうぢょう)
・太食調音取(たいしきちょうのねとり)
・合歓塩急(がっかえんのきゅう)
・陪臚(ばいろ)

こんなにたくさんも演奏して頂きました。



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笙は、「天から差し込む光」を
篳篥は、「人(大地)の声」を
龍笛は、「龍の鳴き声」を

を音で表しているとのことです。






最後に体験コーナー。
笙・篳篥・龍笛を体験。

楽器に興味津々なお客様。 
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筆者もやってみたのですが、これが全て……なかなか音が出ない(汗)

特に篳篥。
結構息を吹かないと音が鳴らないです。
清少納言が書いた『枕草子』に面白いエピソードがあります。
「篳篥は、いとかしがましう、秋の虫と言はば轡虫(くつわむし)などの心地して、うたて気近(けぢか)く聞かまほしからず。(略)」
→訳すると、篳篥は凄いやかましい。秋の虫に例えたら、くつわ虫などのようで不快。とても近くで聞けたものではない。とのこと。
どうしよ、私の篳篥なんとか鳴ったけれど、くつわ虫以上だったんじゃ……。



笙は、ハーモニカと同じ原理で、吹いても吸っても音が出るという。
押さえるところを覚えれば、音は簡単に出ました。
が、扱いがちょっと大変。
演奏前に必ず火鉢などでクルクルと全体を温めないといけないのです。(集会室は火は使えないので、最近では電気コンロ型で温めていました)



龍笛は、横笛と同じです。ビール瓶等で笛を吹いたことがある方なら(ボーッと汽笛のような音が出るアレ)、感覚が似てるので吹けるとのこと。
一応瓶で音を出したことはありますが…、どうもカスカスな音か、頼りない音ばかり(大汗) 








こんな感じでイベントは終わりました。

お客様の反応がとてもよかったです。
中には「一生の思い出」という方もいらっしゃって、とても嬉しく思います。
ありがとうございました。







次回の江戸時代の粋に遊ぶは、4月15日(土)です。
内容は「曲師」。浪曲の時に必要な三味線奏者のことです。
演者は沢村豊子さんにお越しいただきます。

お楽しみに。

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