東海道ウォーク第6回は、平成27年10月16日(金)、参加者24名とガイド3名が戸塚駅JR改札口に集合し、9時30分に出発。
天気は、またもや雨模様。本日のコースは、藤沢駅までの約10Km、国道と県道の幹線道路のみ。
戸塚駅前のペデストリアンデッキを降りて500m程進むと、沢邉本陣跡に出る。
ここには沢邉氏が勧請した羽黒神社がある。その先には八坂神社、冨塚八幡宮と戸塚宿に伝わる鎮守が続く。

冨塚八幡宮は、45段の階段を登らなければならない。この社の裏手の山は、冨塚と呼ばれ「戸塚」の地名の起こりとなった。
冨塚八幡宮
上方見附跡の案内板を過ぎると、約1km続く上り坂となる。
バス停名称に、大坂下、大坂台、大坂上と名前が残り、戸塚宿の案内マップによれば、高低差は50m程。
今は勾配がきついと感じられないが、道路わきの高台に建つ家屋の位置から、国道の道路整備により山が削られる前の、昔の道路の高さを想像できる。
大坂上から更に200m程上ると、横浜新道と合流する。交通量は一段と多くなり、騒音が大きい。
下り坂に転じて500m程進むと、「お軽・勘平の戸塚山中道行の碑」がある。
歌舞伎仮名手本忠臣蔵の場面にちなむものとのガイドの説明も、道路騒音で聞き取りにくい。
さらに1km程進むと。浅間神社。
ここは、100m程の参道の先にあり、参道にはスタジイの古木が立ち並んでいるので、静かな環境で、しばしの安らぎに浸る。



浅間神社



国道1号と横浜の環状4号線が立体交差する原宿交差点を過ぎ、1.5km程進み、疲れを感じる頃に、昼食休憩となる。
雨天につき、多くの人は道路サイドの店に分散し食事。
少数の弁当持参者は、運よく、雨が上がったので、東俣野中央公園にて食事。
この公園は、見晴らしのよい高台で曇天ながら遠くを見渡せるが、風が冷たく、午後の集合地点に移動を急ぐ。
午後は、影取の諏訪神社にて、影取の地名の言われの説明から始まる。
藤沢バイパス出口にて国道1号は、藤沢バイパスへと続き、東海道は県道戸塚茅ヶ崎線に入る。
遊行寺坂上を過ぎると、境川に架かる藤沢橋に向かって下り坂となる。


坂の途中に、時宗の総本山である遊行寺(正式名称は、清浄光寺(しょうじょうこうじ))があり、境内を遊行寺本堂じっくりと見学する。


遊行寺惣門













敵御方供養塔の碑(室町時代の上杉禅秀の乱の死者供養塔)、塔頭「長生院」の堂の裏手にある小栗判官照手姫の墓、本堂、地蔵堂、安政年間に建てられた中雀門、元禄年間に江戸市中の金魚が集められ池に放されたという「放生(ほうじょう)の池」、徳川の祖先が寄進したとされる宇賀神の祠(現祠は建替え後)、樹齢700年とされる大銀杏など。
参道を下って、黒塗りの冠木門をくぐり遊行寺を去る。

遊行寺を出たところが、2016年4月開館予定とされる「藤沢宿交流館」の工事現場。
川崎宿に次いで東海道ウォークの拠点ができるので期待したい。

遊行寺橋を渡って右折すると茅ヶ崎方向に向かう東海道に出るが、我々は左折し藤沢駅に向かう。
途中400m程の区間は旧江の島道にそれて、本日唯一の旧道歩き。

駅近くの藤沢市役所前にて解散前のストレッチを始めようとしたが、雨が降り出したので、藤沢駅に向かう。
次回、11月20日の集合地点を確認し解散。