最近毎日寒い日が続きますが、いいお天気で助かりますね。

そうこうしてるうちに今年もあと9日で終わり…。





さて12月20日(水)に前座・二ツ目「お昼の落語」がありました。
今年最後のイベントです。


まずは前座の春風亭一猿さんの「たらちね」。
師匠は、春風亭一朝さん。前座歴2年目とのことです。なかなか丁寧で上手だったと思います。
あとはどんどん自分の「色」が出てくればいいですね。

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続いては二つ目の林家たこ平さん。
師匠は林家正蔵さん。口調も師匠に似ててちょっと惚けた感じで、柔らかい雰囲気がありました。

まくらは落語の興行について。
落語界では、上席・中席・下席というのがあって、上席は毎月1日から10日のこと。もしくはその間に行われる興行。
中席は毎月11日から20日のこと。もしくはその10日間に行われる興行。
下席は毎月21から30日のこと(2月は末まで)。もしくはその10日間に行なわれる興行。
という意味。

ただし、お正月だけは中席・下席とは言わないそうです。お正月は、初席 ハツセキ(=正月の上席のこと)という。
その初席は、真打しか出れないとのこと。二つ目は予備に呼ばれるのだそうですが、たこ平さん曰く「なんの予備かわからない」と笑いをとっていました。

浅草演芸ホールでは、200人の落語家や漫才師やマジックなどの人が、朝から晩まで入れ替わり立ち代わり出演するといいます。
この日ばかりは寄席の高座はだいたい約15分。トリで30分なのだとか。
なので休憩時間が20分に1度行うという、せわしないといえばせわしないですね(;^ω^)


お客さんとの つかみはオッケーということで、いよいよ本題へ。
講談や漫才師は「先生」と言われますが、落語では先生よりも「師匠」と呼ばれます。落語の話の世界にも先生はいますが…………というわけで「やかん」を披露してくださいました。
知ったかぶりの話ですね。

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この後休憩が入り、もう一度たこ平さんの登場。
「天狗裁き」
夢がテーマのお話。また、落語の中で天狗が出てくる話は結構めずらしいネタです。

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最後は、一猿さんとたこ平さんのサインのプレゼントコーナー。
ジャンケンで勝った方に差し上げました。

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落語を聞いて、笑って寒さを吹っ飛ばすのもいいですね。





次回の 前座・二ツ目 お昼の落語は2018年3月21日(水)午後2時からです。
出演者はまだ決まってません。もうしばらくお待ちください。




なお、今年度は12月28日(木)まで開館しております。
来年は1月3日(水)までお休み。
1月4日(木)から開館します。

良いお年をお迎えください。