今日は川崎駅北口の自由通路がようやく完成!ということで、かなり賑わっていましたね。

そんな中、交流館では江戸時代の粋に遊ぶがありました。今回は「能楽」です。
喜多流の粟谷明生(あわや あきお)さんにお越しくださいました。

筆者は、大学時代に能の講義を聞いていたので、実際に舞台に立っている方のお話が聞けることもあり、楽しみにしてました。




まずは粟谷さんから、能の歴史話からスタート。
能には、一番所属人数の多い「観世流」、次に多い「宝生流」、「金春流」、「金剛流」、「喜多流」の5つあります。
しかし、江戸時代に入るまでは、「四座一流(しざいちりゅう)」といって、喜多流は入っていませんでした。その後、2代目将軍の徳川秀忠により「喜多流」も入り一流設立を認められたということです。

流派によって少しずつ違うようですが、喜多流は、シテ方で武家好みの物なのだとか。

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また数ある能面の中から、4つを紹介。
簡単に……。
・小面(こおもて) → 若い女の面。13~15歳ぐらいという。
・増女(ぞうおんな) → 年増の女の面。魅力的な女性でもある。
・童子(どうじ) → 少年の面。神の化身の時にも使われる。
・中将(ちゅうじょう) → 在原業平の面。悩んでいる顔なんだとか。何に悩んでいるかというと「モテ過ぎて困る」という。

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中将の面をつけているところ。
粟谷さん曰く、「面をつけると視界がかなり狭くなる。顔の形がみんな違うので、目が少し離れていたりしている人もいるから、面をつけると穴がちょうどいいところにないものがあるので、片目を瞑って演じる時がある」とおっしゃっていました。
舞を舞うのはもちろん、小道具を取り扱ったりしなければならないので動きが大変なのだなと感じます。




次に扇とお扇子の違い、扇の持ち方の話。

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素踊りで「高砂」と「八島」を舞っていただきました。写真は「八島」から。

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ちなみに、日本舞踊などの踊りは「踊る」。能は「舞う」という言葉が適切。




休憩をはさみ、お客さんの中から代表者に、扇の持ち方や身振り・すり足の仕方、お面をつけて扇を取るやり方、最後に全員で「高砂」を歌う体験を行いました。

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お話が上手で時々笑いを入れながらも、とても内容の濃い2時間でした。




次回は、4月21日(土)14時から「民謡」を行います。

出演者は、モード・アルシャンボーさんというカナダ人女性です。
外国人初のプロの民謡家で、日本の文化にも大変造詣の深い方です。
村松喜久則先生のお弟子さんで、NHKなどにも多数出演しています。
民謡だけではなく、三味線、日本舞踊、お囃子なども名取りという芸達者な方です。
外国人からみた伝統芸能の魅力なども語っていただく予定です。

どうぞお楽しみに。