9月も半ば。ようやくあの暑さから逃れた気がしますね。
いい天気だったので、今日のお昼の落語は満員御礼。




まずは桃月庵(とうげつあん)ひしもちさん。
桃月庵白酒さんのお弟子さんです。

噺は『転失気』でした。てんしき。「てんしき」 とはなんなのか……。

話を聞いていたらわかるのですが、ようするに「おなら」のことで。
転失気を知らない和尚のとんちんかんなやりとりが面白い。
落語によくあるしったか噺ですね。



続いては、柳家わさびさん。笑点の若手大喜利などに出ている方でかなりの人気でした…!
今勢いのある二つ目ですね。
まず、まくらがおもしろかったです。泥棒の話がいくつか出てきたので、なんの話をしてくれるのかとワクワクしました。
噺は『釜泥』。石川五右衛門と言ったらこの落語でしょうか。
五右衛門の供養として釜を盗もうと盗人2人組が、町中の釜をすべて盗もうとたくらんでいる。そんな噂を聞いた豆腐屋の老夫婦が商売道具の釜を盗まれないようおじいさんが釜の中へ入り寝ずの番をする。が、酒を飲んで寝てしまい………。



泥棒が釜を盗んで歩いているところ。
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休憩の前に今回はプレゼントコーナーを先にしていました。
色紙ジャンケンしているところ。2人の色紙は、誰の手に渡ったのかな。

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休憩のあとは再びわさびさん。
『紺屋高尾』という高尾太夫という遊女が出てくるお話。なので、噺の世界は江戸時代ですね。
調べてみたら、大正末期に浪曲師が吹き込んだレコードがバカ売れして一気にメジャーになり、その後は三遊亭圓生や立川談志らが演じていたといいます。

気の弱そうな声からガラリと変わったりするのが上手いと感じました。




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終わっても拍手が終わらず、改めて勢いのある方なのだなと思いました。




次回のお昼の落語は、12月19日(水)14時からです。
お楽しみに。