東海道かわさき宿交流館のblog

2013年10月

DSCN24192013年10月19日(土)、午後2時から、3階企画展示室にて、特別企画展「広重 東海道五拾三次」 第3回・記念講演会として、川崎・砂子の里資料館の学芸員 小池満紀子先生に「街道を旅する人々」と題してギャラリートークをしていただきました。(※ポスター・チラシには、4階集会室で講演会と書いてありましたが、都合により3階の企画室でギャラリートークをしていただきました)

小池先生は今回、「広重 東海道五拾三次」の図録の編集をしてくださった方です。

作品を1枚1枚解説してゆくなかで、そこに描かれている街道を旅していた人々の様子や出会いは、いったい当時どういうものであったのかとお話してくださいました。

聞いてくださったお客様から、「浮世絵を間近に見ながら説明してくださってよかった」「お話がとても楽しかった」と大反響でした。


これで10月の記念講演会が終わります。
斎藤文夫先生、市川信也先生、小池満紀子先生、ありがとうございました。

DSCN2358 2013年10月12日(土)、午後2時から、特別企画展「広重 東海道五拾三次」 第2回・記念講演会として、栃木県那珂川町馬頭広重美術館の館長、市川信也先生に「広重と東海道」と題して講演をいただきました。




 広重とは一体どういう人物だったのか、なぜ東海道五拾三次が有名になったのかというお話から始まり、私たちがよく見る有名な保永版の「東海道五拾三次」と、竪絵東海道や美人東海道といった広重が描いた東海道物の浮世絵と比べながら、一枚一枚スクリーンに浮世絵を映して、当時の旅の様子を楽しく説明して下さいました。

そのほかに、

・安藤広重という名前は間違えであった!
・保永版の「東海道五拾三次」に摺りが違う浮世絵が存在した!
・広重は東海道物の浮世絵を20種類も描いていた!
・実は広重は東海道を旅していなかった!?
・名所絵を描くには決まりがあった!

という点など面白く、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
市川先生、ありがとうございました。

来週19日(土) 午後2時から、川崎・砂子の里資料館の学芸員である小池満紀子先生に、当館3階・東海道五拾三次を展示している場所で「街道を旅する人々」と題し、ギャラリートークを開催いたします。

事前申し込みは必要ありません。
どうぞ、お楽しみに。

企画展講演会131005 特別企画展「広重 東海道五拾三次」展記念講演会の第1回目(2013年10月5日)の講師、川崎・砂子の里資料館 館長 斎藤文夫氏に、「私と浮世絵」と題し講演をいただきました。


 川崎・砂子の里資料館は、東海道かわさき宿交流館から100m程、離れた旧東海道沿いにある浮世絵等の美術館であり、2001年の東海道宿駅制定400年を記念して、齋藤氏が浮世絵の素晴らしさを広く伝えたいと、自宅を改装してオープンしました。
 以来、同館では、毎月テーマを定め、浮世絵を中心とする企画展を無料で開催しています。

 講演は、東海道かわさき宿交流館が立地する土地の昔の様子の思い出など、地元旧家ならではお話や、川崎宿の歴史と文化を伝え、市民交流の場となる施設を地域に設立したいとの地元の声を結集し、運動の中心となって進めた活動が実を結び、東海道かわさき宿交流館が実現したことへの喜び等から話が始まりました。

 齋藤氏は、神奈川県議会議員・参議院議員を経て、現在は(社)川崎市観光協会連合会会長や(社)神奈川県観光協会会長など、「観光都市・かわさき」を育て、川崎市のイメージアップに全情熱を傾けています。

 齋藤氏の浮世絵蒐集は、代議士秘書時代に著名なコレクターに出会ったことに始まり、浮世絵との出会いは、一期一会、チャンスを逃さず収集することが大切であると述べ、購入した作品が世界に一点あるいは二点とされる貴重品であることを、入手後に知った逸話や、県議会議員時代に、選挙公示日の前日に画商から珍品を薦められたが、時節を考え、買わなかったことが悔やまれるなど、収集の思い出を話されました。


 続いて、スクリーンに所蔵作品を投影し、ひとつひとつ見どころ等を説明されました。
その中で、
 葛飾北斎が描いた唯一の双六(すごろく)絵「鎌倉 江ノ嶋 大山 新板往来双六」は、日本橋から東海道を戸塚まで進み、鎌倉、藤沢、大山を経由して江戸に戻るコースを双六にし、川崎市内では川崎、溝口、二子、馬絹などが描かれているので、川崎市や神奈川県の観光協会会長である自分のために描いてくれたような気がすると紹介しました。
 また、2011年3月に開催した歌川国芳の企画展の準備中に、「東都三つ俣の図」に東京スカイツリーを連想させる建造物(火の見やぐらの隣に倍以上の高さの塔が隅田川の向こう岸に描かれている。)に斎藤氏が気付き、新聞社の取材で話したことから、マスコミ各社にとりあげる騒ぎになったエピソードも紹介しました。


 講演会終了後、斎藤氏は、東海道かわさき宿交流館3階の企画展示スペースで公開中の、同氏のコレクション「広重 東海道五拾三次」展の会場において、来館者の質問等に答えていただけました。


131001オープン玄関
 東海道かわさき宿交流館は、2013年10月1日(火) 午前9時にオープンしました。

 初日には、約400名の方々に、ご来館いただきました。
東海道川崎宿の歴史と文化を伝える映像装置や川崎宿の面影を探しながらの街歩きに誘う展示情報等を楽しんでいただきました。

 3階の企画展示スペースでは、「広重 東海道五拾三次」展を開催し、歌川広重の「東海道五拾三次之内」シリーズ全55図を一挙公開しています。
 この展示は、10月1日(火)~10月27日(日)までの開催です。なお、期間中の休館日は、10月7日(月)、15日(火)、21日(月)です。

 「広重 東海道五拾三次」展の図録(530円)も好評でした。
 1階のショップコーナーで販売しております。

広重図録頁見本2

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