23日は大きなイベントが2回ありました。
まず1つ目は、4階集会室にて行われた江戸の粋に遊ぶ その2「和妻」です。
和妻…何かすぐに思い浮かびますか?
和妻とは、日本伝統の手品のことです。江戸時代に流行しましたが、その歴史はなんと2千年前からあったといわれています。演者は藤山新太郎さんと、そのお弟子さんの藤山大樹さん。
新太郎さんが披露したのは「さむたい」という、こよりで指を結び、立てた刀に向かって縛った手を突き出すように通す!しかしなぜか手は切れておらず腕の中に刀が…。金輪を使っても同じこと。瞬間に腕に通してしまうのです。ほかに煙草盆を使った粋な手妻もありました。
大樹さんは「金輪の曲」という金属の輪っかを数個使って、ちょっと滑稽な口上を述べながら輪を繋げたり外したりして花や物に見立てて形を作ってゆくユニークな芸でした。
ナビゲーターの山縣さんと新太郎さんのインタビューが終わった後、休憩を挟み、最後に「胡蝶の舞」という和紙を蝶の形に切って、それを扇で本物の蝶のように飛ばす鮮やかな芸を披露していただきました。
見ているお客さんも大喜びでした。
ありがとうございました。
もう一つは現代美術のパフォーマンスイベントです。4時から行われました。
パフォーマーは、渡邊るみさんでした。
3階の会場を暗くしてほしいとの要望があり、展示室の照明を落としました。
時間になると、4階の階段からスッ…スッ…と、赤い着物を着て、赤い番傘を差してゆっくりと降り、展示場へ入ってゆくのです。
こちらはカメラを構え、何が起こるのかとドキドキしながら演技スタート。
和のテイストで、今まで行っていたものとは雰囲気が違っていました。
女の怒り、憎しみ、苦しみ…などを表現したものだったのではないか…、と見ていて感じました。
みなさま、どうもありがとうございました!!