2016年05月

こんにちは。


5月25日(水)午後2時から、当館の4階 集会室にて「交流館お昼の落語」(無料)を行いました。

これは前座・二ツ目を激励し応援する落語会です。



今回は第1回目でした。

なので正直、どれぐらいのお客様がいらっしゃるのか……と思ったら!!


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大満員でした。
ありがとうございました。




今回は、1回目ということで、特別に真打の初音家左橋師匠にも出ていただきました。

前座に、その弟子の金原亭小駒さん。
ちなみに、この小駒という名前は、左橋さんが昔名乗っていた名前だそうで。




まずは、小駒さんから。

「元犬」を披露。
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見た目は人間になれたが、なんにせよ元は犬。
手の付き方が犬の手になってますね。
愛嬌のあるワンコという感じでかわいい。





お次は左橋師匠。

「親子酒」と「宿屋の仇討ち」の2つしてくださいました。


まずはじめの「親子酒」。
やはり酒の話なので、この酒の飲み方が一番の見どころですね。
徳利に指なんか突っ込んじゃって、まぁ…………。

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2つ目は、 「宿屋の仇討ち」

左から隣がうるさくって怒っているお侍さん、なだめる伊八、どんちゃん騒ぎしてるお隣さん。

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登場人物の雰囲気が違います。

あとこの話は、当時の宿の様子がわかって面白いですね。

 




最後に左橋師匠のサービスとして、動物など声の物まねをしてくださいました。

「カエル」、「セミ」、「木の伐採の音(?!)」、「コオロギ」、「ウグイス」






左橋師匠、小駒さんありがとうございました。

次回の「交流館 お昼の落語」は9月28日(水)午後2時から行います。
出演者情報などはあとでチラシなどを製作します。
しばらくお待ちください……。







では最後に、別のイベントの予告を。

5月28日(土)午後2時から、4階集会室にて、
街道講演会「地図を読んで街道を歩く」を行います。

講師は大森誠さん(株式会社 風人社 代表取締役)です。


無料の講座です。
どうぞお楽しみに。






こんにちは。
5月もそろそろ終わりに近づいてきました。


さて、交流館の企画展の情報です。



今回は、5月20日(金)~6月30日(木)まで人形展を開催します。
澤井寿美さんという人形作家の方が作った木目込み人形です。

なんと人形つくりを続けて60年だそうで!
現在でも、人形つくりの指導を行っている現役バリバリの方です。



ちなみに木目込み人形とは……、お雛様などの人形を思い浮かべてもらえればわかりやすいと思います。


東海道道中、源氏物語絵巻、白雪姫と七人の小人……など、
色鮮やかでかわいらしいお人形を展示してます。

1階にも、ダルマさんとカエルさんが展示してありますので、お見逃しなく!





こんにちは。


5月14日(土)に、乙女文楽による「義経千本桜 道行初音旅(よしつねせんぼんさくら みちゆきはつねたび)」の公演が行われました。



乙女文楽とは、今から90年ほど前。大正末期のころ。
女性がひとりで人形を遣うことを目的に考え出された文楽です。
ちなみにこの時期って、宝塚や女義太夫など「女性」の芸能が盛んとなった時期でもあります。


さて。
通常の文楽は1体の人形を三人で操ります。
人形の首(かしら)と右手遣い=「主遣い」、「左手遣い」、「両足遣い」です。




義経千本桜、通称「千本桜」(ボーカロイドの初音ミクや2015年の紅白で歌った小林幸子の「千本桜」とはもちろん違います)といい、人形浄瑠璃や歌舞伎でよく公演される演目の一つです。




今回行った、道行初音旅というのは、「所作事」です。

所作というのは、踊りのこと。


これは、文楽から来ているとのことです。
文楽の中に必ず登場する人物(多くの場合が男女)が長距離を移動する場面で用いられます。


ここでは、静御前と忠信(実は狐が化けている)が、吉野にいる義経に会いに行くのですが、その道中のシーンを踊りで見せるのです。




30分ほどの公演でした。







人形の動きが軽やかで、まぁ綺麗なこと!!
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小さい CIMG7068





















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ちゃんと引き抜きもするんですね。パッパッと脱ぐ姿がかっこいい。
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キツネが結構可愛い。動物の動かし方は、難しいんだそうな。
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最後にお客さんの中から2名、代表として人形を動かしていただきました。
 
私も以前、乙女文楽の体験のイベントの時に操りましたが、
思った以上に大きく手を挙げたり足を開いたりしないと、人形が動いて見えないという・・・・・・。
(にしても鏡がないので、実際自分がどんな感じに動いているのかよくわからない(^_^;))

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最後は、人形がお見送りに来てくれました。
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お客さんはみんな喜んで帰られました。
ありがとうございました!!




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最後に・・・・・・。
次回の交流館のイベント情報。

 

5月25日(水)に、「交流館お昼の落語」を行います。

日頃から師匠の伊勢和・話の修行・高座の裏方として頑張っている前座さん、
真打昇進を目指す二ツ目さん。

彼らを激励し、昇進を応援する落語会にしてゆこうと考えています。



第一回目ということで、真打の初音家左橋さんにお願いしました。



出演者:前座 金原亭 小駒



無料で行います。




どうぞ、お時間があればお越しください。
お待ちしております。 

東海道ウォーク第12回(最終回)は、平成28年4月29日(金)に実施。
参加者23名とガイド3名は、箱根登山鉄道の箱根湯本駅に集合し9時出発。
駅舎から出ると小雨が降っている。
駅前の土産物屋街を抜けて、早川、須雲川を渡り、湯本の元箱根を結ぶ県道732号(旧東海道)へと向かう。
その途中で雨脚が強まり、沿道の民家の庇に逃げ込み、雨支度を強化。
ガイドから、雨次第で本日は畑宿までで打ち切り。翌週に再集合し、畑宿以降を実施したいと通告される。
雨が少し弱まったので、正眼寺に向かう。
正眼寺では、曽我兄弟を祀る地蔵菩薩像が安置されているという曽我堂を拝見


日本橋から22番目の一里塚跡を示す掲示を過ぎて間もなく、右斜めに分岐する細道を下ると、250m程続く本日最初の石畳の道にそれる。

石畳道の途中で須雲川の支流に架かる猿橋を渡る。橋の上空は、川の両側の建物を結ぶ渡り廊下。


正眼寺猿橋












ホテル「はつはな」を過ぎる頃に、雲間に小さな青空が見え、雨もやむ。

鎖雲寺(さうんじ)にて、夫・勝五郎の敵討ち成就を願い滝に打たれる妻・初花の話の主人公 勝五郎・初花のお墓を拝見。


割石坂の掲示から石畳道へ入る。割石坂とは、曽我五郎が仇討ちに向かう際に、刀の切れ味を確かめるため
真っ二つに切ったという伝説の石がある場所。

鎖雲寺割石坂













 石畳の途中に、「これより江戸時代の石畳」という区間があるが、その違いは微妙。


県道に戻り寄木細工の店が並ぶ畑宿に入る。

割石坂石畳畑宿












畑宿の一里塚から7分程横道にそれて、マス釣場にて、須雲川の清らかな水の流れを見ながら持参の昼食をとる。

畑宿の一里塚は、日本橋から23番目のもの。モミとケヤキが植えられた二つの塚が復元されている。


マス釣り場畑宿一里塚












県道の七曲区間は、階段でショートカットしながら歩道を進む。

甘酒茶屋にて休憩した後、出発しようとすると、再び雨が強まり、あわてて近くの公衆トイレの軒先へ避難。
これから行くお玉観音堂に関する関所破りで処刑された少女お玉の話で、10分程ガイドが時間をつないでいると、雨が弱まったので出発。


七曲甘酒茶屋雨












甘酒茶屋を出て500m程で一旦県道に出て、最後の石畳道へ入る。
石畳道を過ぎ、国道1号をまたぐ木製横断歩道橋を渡ると、杉並木道に続く。


最後の石畳木製歩道橋












箱根神社の赤い鳥居の脇にある「賽の河原」(湖畔にあった石仏、石塔を集めたところ)


暗い湖面の芦ノ湖畔を通過し、再び杉並木区間へ向かう。

賽の河原芦ノ湖












杉並木の途中には、我々の旅では最後の一里塚となる、日本橋から24番目の一里塚。


復元整備された箱根関所を江戸口御門から入り、京口御門へ抜けて東海道ウォーク全コース終了。
ゴール地点では、本日、途中でリタイヤし、バスで先回りした数名が拍手で出迎えてくれました。

杉並木一里塚箱根関所













関所見学券売店の軒先にて雨を避けながら、全12回完歩者15名に完歩証を授与しました。


事故やケガもなく第1回東海道ウォークの全行程を終了できたことは、何よりありがたく、ガイドさんと参加者皆様のご協力に感謝します。
雨の為、余韻を楽しむゆとりもなく、直ちにバスに乗り込み帰路に着きました。


なお、2016年4月22日から第2回東海道ウォークが第1回と同じ行程で実施されています。



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