東海道かわさき宿交流館のblog

2017年12月

最近毎日寒い日が続きますが、いいお天気で助かりますね。

そうこうしてるうちに今年もあと9日で終わり…。





さて12月20日(水)に前座・二ツ目「お昼の落語」がありました。
今年最後のイベントです。


まずは前座の春風亭一猿さんの「たらちね」。
師匠は、春風亭一朝さん。前座歴2年目とのことです。なかなか丁寧で上手だったと思います。
あとはどんどん自分の「色」が出てくればいいですね。

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続いては二つ目の林家たこ平さん。
師匠は林家正蔵さん。口調も師匠に似ててちょっと惚けた感じで、柔らかい雰囲気がありました。

まくらは落語の興行について。
落語界では、上席・中席・下席というのがあって、上席は毎月1日から10日のこと。もしくはその間に行われる興行。
中席は毎月11日から20日のこと。もしくはその10日間に行われる興行。
下席は毎月21から30日のこと(2月は末まで)。もしくはその10日間に行なわれる興行。
という意味。

ただし、お正月だけは中席・下席とは言わないそうです。お正月は、初席 ハツセキ(=正月の上席のこと)という。
その初席は、真打しか出れないとのこと。二つ目は予備に呼ばれるのだそうですが、たこ平さん曰く「なんの予備かわからない」と笑いをとっていました。

浅草演芸ホールでは、200人の落語家や漫才師やマジックなどの人が、朝から晩まで入れ替わり立ち代わり出演するといいます。
この日ばかりは寄席の高座はだいたい約15分。トリで30分なのだとか。
なので休憩時間が20分に1度行うという、せわしないといえばせわしないですね(;^ω^)


お客さんとの つかみはオッケーということで、いよいよ本題へ。
講談や漫才師は「先生」と言われますが、落語では先生よりも「師匠」と呼ばれます。落語の話の世界にも先生はいますが…………というわけで「やかん」を披露してくださいました。
知ったかぶりの話ですね。

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この後休憩が入り、もう一度たこ平さんの登場。
「天狗裁き」
夢がテーマのお話。また、落語の中で天狗が出てくる話は結構めずらしいネタです。

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最後は、一猿さんとたこ平さんのサインのプレゼントコーナー。
ジャンケンで勝った方に差し上げました。

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落語を聞いて、笑って寒さを吹っ飛ばすのもいいですね。





次回の 前座・二ツ目 お昼の落語は2018年3月21日(水)午後2時からです。
出演者はまだ決まってません。もうしばらくお待ちください。




なお、今年度は12月28日(木)まで開館しております。
来年は1月3日(水)までお休み。
1月4日(木)から開館します。

良いお年をお迎えください。


12月9日(土)に、江戸時代の粋に遊ぶがありました。
今回は「お座敷遊び」。
出演者は、まつ乃家栄太朗さんとまつ乃家はるかさんです。
栄太朗さんは、2016年6月にもお越し下さりました。




一部は、2人の日本舞踊を披露してくださいました。
まず初めは栄太朗さんの太鼓に、はるかさんの三味線による「吉原さわぎ」。
これは、水戸黄門や暴れん坊将軍などの時代劇で、芸者さんが出てくるシーンがあるとこの踊りを踊ることが多い とおっしゃっていました。こういう豆知識があると、時代劇見てる時、楽しいですね。

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次は、はるかさんによる「紅葉の橋」。
この時期にぴったりですね。日舞らしい落ち着きのある動きで素敵でした。


最後に有名な「かっぽれ」。栄太朗さんが踊ってくださいました。
踊ろうとしたその時、三味線の弦が落ちるハプニングが。緩んでしまったんですね。また三味線には三本糸があり、そのうちの一の糸は一番細いので弾いているうちに切れてしまうことがあります。
お座敷でもたまにこういうことがあり、そういう時は気まずいとのこと。
場つなぎも「もてなす」側としては非常に大切で、気を使わなければならないとおっしゃっていました。

さて、気を取り直して。
粋がよく、滑稽な踊りですが、「かっぽれ、かっぽれ、よーい、とな よいよい」とリズムもいいので見ていて楽しい。

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その後は、対談。
芸者の歴史などを話してくださいました。
かつては、料理屋・待合茶屋・そして芸者屋の三種が集まって営業していた三業地があったが、50年ほど前にすたれてしまった話、
東京と京都の芸者の違い、
そして最後に栄太朗さんが「川崎に芸者はいたのか?」と逆に質問をし、うちの青木館長が舞台に上がって説明をしました。
川崎は宿場町で賑わっていたのですが、その中で飯盛り女(下級遊女)もたくさんおりまして~…………

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二部は、遊びの体験。
「弁慶が」と「お正月のもちつき」という手遊びをみんなでやってみました。
なにしろ、お酒は用意してないので飲まなければ普通の手遊びですね……(笑)
「この遊びは幼稚園の園児もやっているんですよ、英才教育」と笑いを入れる栄太朗さん。



次に、太鼓・踊り・歌を歌う人に分かれて、代表者が舞台に立って披露することに。太鼓と踊りは決まったのですが、歌いたい人が決まらないので、栄太朗さんの三味線に合わせて全員ですることに。
いきなり難しいことは出来ないので、みんなが知っている「さくらさくら」でやることに。

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以上で出し物はおしまい。


10才から座敷に出ている栄太朗さん。
もちろん、小さいときはお酒を注いだり芸はしてませんが、女形芸者としてここまでやってこれたのは「おもしろいから」だそうです。
いろいろ話を聞いて、心意気に感服しました。


ちなみに1年半前に来てくださった時も、筆者は見ていたのですが、
喋りや振る舞いがなんだかより粋っぽくなって。
心持ちが以前よりも増してきたように感じました。





次回は、2018年2月17日(土)午後2時から、「能楽」があります。出演者は喜多流の粟谷明生さんです。お楽しみに。

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