東海道かわさき宿交流館のblog

2018年02月

今日は川崎駅北口の自由通路がようやく完成!ということで、かなり賑わっていましたね。

そんな中、交流館では江戸時代の粋に遊ぶがありました。今回は「能楽」です。
喜多流の粟谷明生(あわや あきお)さんにお越しくださいました。

筆者は、大学時代に能の講義を聞いていたので、実際に舞台に立っている方のお話が聞けることもあり、楽しみにしてました。




まずは粟谷さんから、能の歴史話からスタート。
能には、一番所属人数の多い「観世流」、次に多い「宝生流」、「金春流」、「金剛流」、「喜多流」の5つあります。
しかし、江戸時代に入るまでは、「四座一流(しざいちりゅう)」といって、喜多流は入っていませんでした。その後、2代目将軍の徳川秀忠により「喜多流」も入り一流設立を認められたということです。

流派によって少しずつ違うようですが、喜多流は、シテ方で武家好みの物なのだとか。

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また数ある能面の中から、4つを紹介。
簡単に……。
・小面(こおもて) → 若い女の面。13~15歳ぐらいという。
・増女(ぞうおんな) → 年増の女の面。魅力的な女性でもある。
・童子(どうじ) → 少年の面。神の化身の時にも使われる。
・中将(ちゅうじょう) → 在原業平の面。悩んでいる顔なんだとか。何に悩んでいるかというと「モテ過ぎて困る」という。

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中将の面をつけているところ。
粟谷さん曰く、「面をつけると視界がかなり狭くなる。顔の形がみんな違うので、目が少し離れていたりしている人もいるから、面をつけると穴がちょうどいいところにないものがあるので、片目を瞑って演じる時がある」とおっしゃっていました。
舞を舞うのはもちろん、小道具を取り扱ったりしなければならないので動きが大変なのだなと感じます。




次に扇とお扇子の違い、扇の持ち方の話。

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素踊りで「高砂」と「八島」を舞っていただきました。写真は「八島」から。

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ちなみに、日本舞踊などの踊りは「踊る」。能は「舞う」という言葉が適切。




休憩をはさみ、お客さんの中から代表者に、扇の持ち方や身振り・すり足の仕方、お面をつけて扇を取るやり方、最後に全員で「高砂」を歌う体験を行いました。

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お話が上手で時々笑いを入れながらも、とても内容の濃い2時間でした。




次回は、4月21日(土)14時から「民謡」を行います。

出演者は、モード・アルシャンボーさんというカナダ人女性です。
外国人初のプロの民謡家で、日本の文化にも大変造詣の深い方です。
村松喜久則先生のお弟子さんで、NHKなどにも多数出演しています。
民謡だけではなく、三味線、日本舞踊、お囃子なども名取りという芸達者な方です。
外国人からみた伝統芸能の魅力なども語っていただく予定です。

どうぞお楽しみに。

寒い日が続きますね。
いかがお過ごしでしょうか。


2月7日(水)に講談で交流がありました。

お昼の落語と同じく、前座さんと二ツ目さんを激励しようという企画です。
今回は前座は田辺いちかさん、二ツ目は田辺銀冶さんにお越しくださいました。



まず初めに、銀冶さんから。とても華やかな方です!
師匠は田辺一鶴さん。「いぶし銀のように精進しなさいという意味が込められている」とのことです。
マクラに(講談でもマクラというらしい)昭和のオリンピック話や、寄席文字、ハリ扇子の話を少々したあと、「三泥棒出会い」
明治中期が舞台のお話でした。
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お次は、いちかさん。
なんか違うなぁ、何かやっていた方か?と思わず調べたら、元声優さんなんですね。

演目は「湯水の行水」
三方ヶ原の前夜(武田信玄と徳川家康・織田信長の間で行われた戦い)、物見から帰ってきて籠城を唱えた鳥居忠広に対して成瀬正義が腰抜けと喧嘩するお話。
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休憩を挟み、最後にまた銀冶さんの登場。
今度は新作講談。川崎にゆかりのある坂本九が歌った名曲「上を向いて歩こう」を題材にした話。演目もそのまま「上を向いて歩こう」

作曲家の中村八大を軸に、坂本九、作詞家の永六輔、ナベプロ創立者の渡辺晋を交えて面白おかしいお話でした。
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筆者は、昭和歌謡曲が好きなので、とっても面白かったです。
講談はなにも歴史ものだけではないんですね。
こういった最近の人物をテーマにしたものもあるんだと思いました。





次回は、4月18日(水)14時からです。
どうぞお楽しみに。

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