2018年03月

21日は春分の日。
なのに、11時頃から雪が降って来てしまいましたね。前日の天気予報も雪が降るとは言ってましたが、思っていたより降ってきてしまい…。(雪の写真撮っておけばよかった)


そんな日に今日は前座・二ツ目お昼の落語がありました。
足元が悪い中、いらっしゃったお客様ありがとうございました。



まずは二ツ目の柳家花ん謝さんから。

「笑いは健康にいい。特に声に出して笑う方がいいんです」とお客さんを煽る煽る。

3つほど小話を披露し、ここでもお客さんを笑わせます。

本題の落語は『真田小僧』。
こまっちゃくれた金坊は今日もおとっつぁんを使って小遣いをせびっているお話。

話のテンポがよく、お客を引き付ける力があるかなと感じました。
(ちょっと、広川太一郎の喋りに似てると思ったのは筆者だけか?)

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続いては、前座の橘家かな文さん。
お師匠さんは、橘家文蔵師匠。
普通の講座は前座さんからですが、かな文さんが来月二ツ目に昇進するとのことで、あえて だそうです。

『普段の袴』を披露。
前半の身分の高そうな侍と、後半の八五郎のギャップ。
特に煙草を吸うシーンが見せ所かなと感じました。
あと、侍の時の声が貫禄があっていいと思いました。

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休憩をはさみ、花ん謝さんの登場。


話は『竹の水仙』。

名人と呼ばれた大工の左甚五郎を主人公とした、しみじみとした人情噺でした。
竹から作った水仙なのに、本物のような花の香りがするなんて。それほど当時から、左甚五郎の腕が凄かったかわかるお話だと思います。
左甚五郎の落語だと、他に『ねずみ』がありますね。

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最後に恒例の色紙プレゼントコーナー。
かな文さんが二ツ目になりますが、花ん謝さんも今度真打が決まっているとのことですので、かなりレアな色紙。

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ジャンケンで争奪戦の風景。




次回は5月16日(水)午後2時からです。
お楽しみに。

今日は、2017年度最後の街道講演会でした。
今回の講師は、草津市立草津宿街道交流館&史跡草津宿本陣からお越しくださった八杉淳さんです。

以前、2014年11月24日(月)にも来ていただきまして、ご好評につき2回目です。


八杉先生は、江戸時代の街道や宿場、江戸時代の旅の様子などをテーマに研究してる方です。

今回は、「東海道と本陣」というテーマで、主に街道における本陣の構造・役割・利用形態などについてお話してくださいました。


本陣の経営は民営だけれど、原則として建物を大名に貸すというスタイルなんだとか。

半年もしくは1年前もから予約をし、だいたい数日前に打合せをして準備をするとのこと。その打合せでは、部屋割り・宿泊料などを話し合ったようです。
また、泊まるときは本陣の者は、その大名の部下となるので羽織も使いの者から渡されて、宿入口までお出迎えをしていたとのことです。
思わず、「へぇ」となる筆者。


今までの誤解として、
本陣で料理や布団を用意するという、今の旅館のような感じという説が強かったのですが、そうではないようで、すべて宿泊衆が準備をするとおっしゃっていました。
お皿や布団、風呂桶も持って行くなんて(ただし大名個人のもののみで、家臣はなし)、当時はトラックがあったわけじゃないから、思っている以上にとっても大変な移動だったと思います。


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先生は柔らかな関西弁で、「実際に見てきたわけではないですよ」と笑わせながらも、分かりやすく解説されており、参加者は時折り相槌をしながら聞いていました。


現在、東海道で残っている宿場は、旧草津宿本陣と旧二川宿本陣なんだとか。
そのほか中山道や甲州街道などにも数か所残っているようです。

大切な日本の文化遺産でもあるので、残っていてほしいですね。




次回は、5月19日(土)午後2時から行います。
内容・講師はまだ決まっておりません。
お楽しみに。

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