年初め、「江戸時代の粋に学ぶ」第4弾は、太神楽です。

「かがみもち」という、鏡味仙三(かがみせんざ)さんと、鏡味仙花(かがみせんか)さんのご夫婦にお越しくださいました。




さて、太神楽……とは、なんぞや。


まず読めますか?
そしてどういうものか、すぐに思い浮かびますか?



太神楽(だいかぐら)は、
江戸時代から伝わる曲芸を中心とする寄席芸能です。




有名なのは、お正月の時によくテレビで見る、番傘を回しながら升や鞠を転がすあれです!

あれが太神楽なのです。


大きく4つの柱から成り立ってます。


「舞」・・・獅子舞、恵比寿大黒舞など

「曲芸」・・・投げ物(バチ、金輪、鞠などをお手玉のように投げる)、立て物(傘、五階茶碗、皿などを額や顎に立てる)

「話芸」・・・掛け合い茶番

「鳴り物」・・・下座音楽、祭囃子など


有名な傘回しは、曲芸の一部というわけです。

後半は、会場の皆さんにも簡単な曲芸体験を一緒にしました。

国立劇場で3年間研修があるそうですが、まず笛を立てるところから習うそうです。




会場のお客さんも思わず、「おお…!!っ」と、どよめいたり笑ったりととても楽しい2時間であり、
まさにお正月に匹敵する催しでした。




ありがとうございました。


来月の催し物は2月15日(土)、「歌舞伎とその音楽」です。




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